エラストマーマスク – コモリフィット -の量産化に成功

熊本県3Dプリンタ勉強会の法人会員である「有限会社小森プラスチック工業」は、新型コロナの感染拡大を防ぐため、エラストマーを活用したマスク「エラストマーマスク -コモリフィット-」の量産を開始しました。


 エラストマーマスク コモリフィット
 
「コモリフィット」は、エラストマーの伸縮と立体構造によって、マスクが顔のフェイスラインに沿ってフィットすることが特徴であり、マスクの隙間からの花粉などの侵入を低減することができます。顔の小さい方や女性のために、サイズ調整用のプラスチックパーツが付属しているため、ゴムヒモで取り付け位置の調整が可能です。
 
長さ調整用プラスチックパーツ
 
代表取締役の小森社長は、「新型コロナの影響で稼働が停止したプラスチック加工工場の生産ラインを活かし、現在困っている方々に何かできることをと、ゴムと不織紙を組み合わせて急遽作成したものです。少々作りが雑な部分がありますが、機能的には問題ありませんので安心してご利用ください。」と述べています。
 
「コモリフィット」は、マスク本体の穴部に別売りのフィルタホルダーを使用することで、追加で不織布を固定できる構造となっており、不織布を交換して複数回利用することができます。価格は1枚400円(税別、送料別)、20枚入り6,000円(税別、送料別)で、フィルタホルダーは1枚あたり別途20円(税別)となっています。
 
現在は企業や自治体、医療機関を中心に販売しており、購入を希望される方は熊本県3Dプリンタ勉強会(運営:宮本機器開発株式会社)を通じて「問い合わせフォーム」から購入できます。
 
※本マスクは熊本県3Dプリンタ勉強会で使用しているオートデスク社の「Fusion 360」ソフトウェアで設計されています。