電子回路設計機能が統合された開発プロセス
Autodesk Fusion エレクトロニクスは、回路設計機能やボード設計機能、ライブラリコンテンツを連携させて作業できる、プリント基板(PCB)設計者向けの電子設計オートメイション(EDA)機能があります。
回路図を作成すると、ボード図、3Dモデルを連携して作成することができます。
ライブラリの共有機能で、機械設計技術者と電子回路設計技術者の方がお互いにモデルを確認しながら作業することができるため、シームレスな筐体との勘合チェックが実現可能です。
クラウド管理機能
作成したデータをクラウド上で管理することにより、あらゆる場所で作業することが可能です。社員同士やパートナーとの共同データ編集や設計した履歴の管理ができるため、お客様の資産をより効果的に活用することができます。
- ライブラリの共有
- Eagleとの連携
- Fusion Teamでクラウド管理
- クラウドによるバージョン管理
- パブリックリンク機能
回路図作成機能
数千のコンポーネントから選択して、回路図を作成することができます。ネットの配線先や未接続のピンなどを確認できるERC機能を活用することで、高品質な回路図を作成することができます。設計した回路図は、PCBレイアウトとシームレスに連携が取れるため、効率的に作業を進めることができます。
- 直感的な電子部品配置
- 配線ラベル設定
- パス配線
- 回路図シートの作成
- モジュール式の設計ブロック
- ERC(Electrical Role Check)
回路シミュレーション機能(SPICE)
ミックスレベル/ミックス信号回路シミュレータである、NG-Spiceが採用されています。Spiceモデルを元にアナログ信号やデジタル信号の波形を回路図上で確認することで求める信号品質の回路を構築することができます。
- 動作点
- 過渡回路
- AC解析
- DC解析
- 完全デジタル及び混合信号シミュレーション
ボードレイアウト設計機能
PCBレイアウト用のツールセットを使用して、思い通りの設計ができます。筐体の3Dモデルの輪郭形状と連動して設計できるため、レイアウトのルート編集や配線の迂回を容易に行えます。PCBの形状の変更による手戻りが削減され、製品リリースの短縮化を図れます。
- オートルータ機能
- リアルタイムの設計同期
- DRC(Design Role Check)
- CAM出力(Gerver/ODB++)
- 押しのけ配線/障害物の迂回
コンポーネント ライブラリ管理機能
すでに用意されている PCB ライブラリ コンテンツやコンポーネント ウィザードを利用すれば、パーツを作成する必要がなくなり、設計に集中できます。パッケージジェネレータを活用すればQFNのチップやSOTパッケージなどのコンポーネントの3Dモデルとフットプリントが自動で生成されるため、簡単に部品を作成することができます。
- 配線ピンの種別設定
- Spiceモデル
- Library IO
- パッケージジェネレータ
- ライブラリのインポート
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